音楽を愛するなら楽器を演奏しよう

音楽鑑賞法、生演奏と録音

PAGETITLE
音楽を聴く楽しみかたには、オーディオで録音された演奏聴くというのと演奏会に出掛けてホールで生を聴くという二種類があります。どちらもそれぞれの良さがあります。しかし、決定的な違いも存在します。まず録音された音楽とは、これだけ技術革新が進んだ現代でさえ完璧なものとはいえません。発された音は必ずしも全て拾われているとは限りませんし、たとえ全部拾えたとしても、拾ったものをすべて元の音と同じように再生する技術は確立していないからです。録音を聴くという行為は、精巧につくられた本物と見まがうようなドールハウスや箱庭を鑑賞するのに似ています。どんなに音量を上げたとしても、それはやはり拡大されたミニチュアなのです。

逆に生で聴く演奏とは、森や林の中に入って自然を鑑賞することに似ています。この違いを実感するためには、まず録音された音楽を一切止めて、ひたすら生演奏を聴いてみることです。どんな演奏会でも良いので、生演奏を最低20回聞いてその間は決して録音ものを耳にしないようにします。BGMとしても聞かないように心がけます。そんな生活を2か月くらいしてみましょう。その後、録音された演奏を聴いてみましょう。録音は精巧なミニチュアである、ということが実体験できるはずです。ミニチュアにはミニチュアの良さがあるので否定しているわけではありません。しかし、実際の森林散策とは別物である、という体験はしておいたほうが良いでしょう。

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